初心者登山メモ・悩み事

初めての低山登山で「これだけは」必要最低限のウェアやグッズは何だったか?

ミッドタイプ 登山靴

低山登山を始めて4年目の40代(女)Webライターです。

ブログやSNSで登山の情報を発信しているためか、低山登山を始めようとしている方や、これから始めたい方に「これだけ揃えておいたほうがいいというものを教えて!ほかで代用できるものはある?」とよく尋ねられるようになりました。

この記事ではそんな方向けに答えている内容、「初めての低山登山なら、これはほしい」というウェアやグッズについてお伝えしたいと思います。

前提条件として登る山と季節にもよる

大前提として、登る山と季節にもよります。

私が初めて登った山は福岡県豊前市の求菩提山(くぼてさん)という標高782mの低山でした。

山の中腹付近から山頂まで登ってぐるっと周回して降りるルートで、自然の石を置いて重ねたような石段が850段続く箇所が厳しいぐらいでした。

初めて登ったのは3月のあたたかい日でガイドの方と一緒。

この記事で想定しているのは、初心者向け・難所はほとんどない3〜4時間の低山登山で「あったほうがよい・買ったほうがよいもの」とします。

トレッキングシューズ+トレッキング用の靴下

安全を考えるならまずは足元から。

登れる山のレベルが広がることからミドルカット推奨のようですが、トレッキンシューズを3足買って感じたことは、カットよりも気をつけたいことは「滑りにくいこと」だと思います。

濡れた岩や、石がゴロゴロしているところなど、低山登山でも滑りやすい箇所があります。

そして靴によって滑りにくさは違いました。

登山用品専門店で靴を試着して歩けるスペースがあっても、濡れた状態ではないのでそこだけでは分かりません。

スタッフの方に滑りやすさ・滑りにくさについて教えてもらうのはもちろん、ほしい靴のレビューをしっかり読んでみると結構情報が詳しく載っていますので要確認。

トレッキング用の靴下は通常の靴下よりも厚く、それに合わせてシューズを選びます。

靴が足の中でブカブカしてしまうと、足の指や爪を痛める可能性があるので、トレッキングシューズとトレッキング用の靴下はセットで必須といえるでしょう。

両手が使えるようバックパック

登山用でなくてもよいのでバックパックがあるほうが両手が空いて動きやすく、いざという時手をつきやすいです。

サイドにペットボトルのドリンクを入れられるようなポケットがついていると、リュックを降ろさず歩きながら水分補給できてラクです。

登山用のリュックとして売られているものは機能面に優れているものばかりですが、日帰り低山登山で使うのか、泊まって使うのかで必要な容量が変わってきます。

私は基本的に子どもたちが学校に行っている間の日帰り登山が主なので、軽さ重視で小さめのバックパックを購入しました。

手の保護に手袋

安全のために手をついたり、木に手をかけて通る時などのために手袋があると安心です。

防寒のためというよりは怪我をしないようにするためなので、軍手で十分なぐらい。

いざというときのためにファーストエイドキット

怪我など不測の事態に備えてファーストエイドキットという救急セットをひとつ持っておくと安心です。

私が持っているのはこちら。

2020年10月に購入してから2年以上経過していますが、ケースが壊れることなく現役です。

スズメバチに刺された時などに毒の吸い出しができる「ポイズンリムーバー」も入っていて、それは日常ブトやヤブ蚊に刺された時にも使えました。

バンドエイドやガーゼなどの手当系以外にもホイッスル、アルミシートなども入っていて、登山時以外は家庭用防災グッズとしても兼用しています。

YAMAPなど登山地図が見れるアプリ

初心者の方もスマホに入れておきましょう。

圏外でも登山地図を見ることができます。

私はYAMAPを使っていて、登る前に登山計画(登る山・参加人数・予定ルート・装備・加入保険の有無など)を入力して、YAMAPに提出して家族にもメールで送信されるようにしています。

今のところ無料版で使って困っていませんが、登山保険だけは加入しています。

登山用ウェアや登山用下着までは…

あるに越したことはないですが、ウェアや下着まで買ってしまうと結構な出費になります。

初めての登山で「もう二度と登山しない」と嫌になる可能性もあるわけですから。

ものすごく汗をかかなければ体もそんなに冷えませんし、春や秋の寒くもなく暑くもない季節に初心者向けの山ならば、そこまで揃えなくてもいいのではないでしょうか。

汗拭きタオルや万が一汗をかいた時のために替えの下着があれば何とかなりそう。

ウェアとしては厚いものを着るのではなく、温度調整しやすいよう薄手の服を重ね着するといいと思います。

それと風よけのウインドブレーカーもあるとよし。

私は初心者の頃、ウインドブレーカーを持っていなかったので、レインウェアのトップスをウインドブレーカー代わりにしていました。

ボトムスは最初ワークマンで買った、ストレッチ性のあるワークパンツでした。

レインウェアは…?

山の天気は変わりやすいとは言います。

登山用のレインウェアは高機能で透湿機能といって蒸れにくく、そして動きやすく作られているのであるに越したことはないのですが。

雨が降る時に登山したのは、行政の森林セラピーイベントの時2度だけでした。

その時、登山経験者たちは持っている登山用のレインウェアを着用している人ばかりでしたが、それ以外の方は主催者側が渡していたコンビニで売っているようなビニールのレインウェアを着用していました。

基本的に初めての登山で雨ならやめる、念の為簡易的なレインウェアを持参するぐらいでよいのかもしれません。

おわりに

登山用のウェアやグッズ、靴を一気に買い揃えなくても山と季節を選べば十分体験することはできると思います。

ただし例えばですがウォーキングや日常生活でも使えたりして、買っても損しないようなウェアやグッズは結構ありました。

登山用のカットソーにハーフパンツ、レギンスはウォーキングでもよく使っています。

汗がすぐ乾くし動きやすく、そして丈夫。

ローカットのトレッキングシューズは仕事で外の撮影がある時、カメラ旅などにも活躍。

ほかに使えるかどうかも、買うか代用するかのポイントになるかもしれません。

イベントなどで登山する方は、主催者に必要な装備を確認してみると一番確実だと思います。

山によっては「履きなれたスニーカーでOK!」と言われることもありますが、山の情報がよく分からない場合はできるだけ備えておいたほうがおすすめです。