春休みに、豊前市移住体験施設「山内のいえ」を9日間利用しました。
その時のレビューをこの記事ではお伝えします。
豊前市移住体験施設「山内のいえ」とは
明治時代に建築された古民家を改修し、お試し居住施設として整備しました。
https://www.city.buzen.lg.jp/kanko/yamauchinoieotameshi.html
田舎暮らしを検討されている皆様、豊前市への移住をご検討ください。
のんびり田舎暮らしを体験しながら、豊前市の魅力に触れてみてください。
移住後の住居や仕事探し、歴史文化体験、田舎暮らし体験、農業体験等にご利用ください。
豊前暮らし体験の家 「山内の家」 お試し居住のご案内
明治時代に建築された古民家をリノベーションした施設が「山内のいえ」です。
豊前市以外の方は、移住前の暮らしの体験や、移住後の住居・仕事探しにも使えます。
豊前市民も利用ができるそうです。(ただしその時は泊まることはできない)
イベントやセミナーが開催されることもあるみたいですね。
山内のいえのアクセス
〒828-0071 福岡県豊前市山内636
「山内のいえ」の外観

豊前ICを降りて、求菩提山方向に進み、しばらくして山内交差点を右折して坂道をのぼっていくと、左手にこんな看板が現れます。
看板の右側は車で入れて、数台止められる広々とした駐車スペースに着きます。

その駐車場から見える左手が山内の家の母屋です。
キッチンや、ダイニング、広いお風呂に綺麗なトイレ、洗面スペース、畳敷の広いお部屋があります。
中央の白い壁の建物は、リビングと寝室スペースです。
蔵をリノベーションしたそうです。
右手は倉庫でした。
物干しや、自転車が倉庫の前に置かれていました。

とても凝った造りのお宅です。

大黒様?細かい彫刻です。

「一山」とは、このお宅をもともと建てた方の苗字とのことです。
山内の家の近くにある、歴史ある神社「嘯吹(うそぶき)八幡神社」の神職の方だったと、役所の方から聞きました。
山内のいえの母屋
母屋には水回りが揃っており、ほとんどそこにいました。

母屋の入り口を入ると、広い土間がありました。
キッチン、ダイニングスペースがあり、靴でそのまま過ごせます。
薪ストーブが備え付けられていました。(灯油ファンヒーターもあり。薪ストーブの使い方がわからなかったので、我々はファンヒーターを使いました)

キッチンの上部の照明です。
元々の造りと、照明がマッチしています。

土間を上がった先には広々とした和室が続きます。
奥の和室にはテレビがあります。(ダイニング近くにも小さいけどテレビあり)

奥の和室に、目を引く黒い帽子…いえ、兜です。

神職の方のものでしょうか、「お邪魔します」と、ついつぶやいてしまいました。

和室に続く縁側がとても好きでした。
(マグカップとプレートは、車で10分ほどのダイソーで買って持ち込んだものです。)

広くてのびのびできる縁側です。ガラス戸の向こう側に見えるお庭も整えられて、リラックスできる場所でした。
山内のいえの食事

食器や調理器具が揃っているので、着いたその日からでも自炊ができます。
炊飯器、レンジに、お湯が温められる電気ケトルもありました。

山内のいえから車で5分〜10分も走らせると、食料を調達できるお店はありました。
我が家は、山内のいえに近い「自由市場」と、市街地よりのJAの産直市場によく買いに行きました。
お刺身を買ったり、お惣菜を買ったり。
お刺身は写真にも出しているように、地物の新鮮な魚介類のお刺身ばかり。
きんぴらやひじきなど、お惣菜に関しては、豊前で美味しくないお惣菜を食べたことがありません。
お料理上手な親戚宅で、手作りご飯を食べさせてもらうような味です。
どれもきちんとした味付けです。しかも驚くほどリーズナブル。
作る方が高くなるのではと思うほどです。

まだ寒かったので、梅酒のお湯割りをよく飲みました。
この梅酒は役所の方が、地域の方からたくさん梅酒をいただいたもののお裾分け品です。
この梅酒もとても美味しかった。

簡単な料理もしました。
業務用のガスコンロなので、中華鍋でのチャーハンはパラリです。
お風呂の感想
水回りは完全にリノベーションされていて、お風呂も自動でためられるし、追い焚きもできました。
肌へのお湯のあたりがとても柔らかいのは、井戸水が使われていたためだったかもしれません。
長湯してしまうお風呂でした。
持ってきた方がよいもの
調理に使うもの、掃除に使うもの、洗濯に使うものと、基本的な生活用品はほぼ揃っていたのですが、持っていった方が良いものといえば
浴用タオル
マグカップ
洗濯用ネット
ぐらいでした。
洗濯洗剤やシャンプー・コンディショナーまで用意していただいていたのは驚きでした。
車はあると便利だが、公共交通機関(バス)もあり
山内の家は、市街地から離れた場所にありますが、市営のバスが通っています。
数は多くありませんが、そのバスに乗れば、求菩提山側にも行けますし、市街地にも行けます。
特急もとまる駅「宇島駅」行きのバスに乗れば、豊前のグルメも堪能しやすいと思います。
美味しくて接客もよいお寿司屋さんや、女性に人気のイタリアンのお店、ホルモンが美味しいという焼肉屋さんなど、飲食店が結構あります。
山内のいえの予約は豊前市役所へ
https://www.city.buzen.lg.jp/kanko/yamauchinoieotameshi.html
↑山内のいえの担当は「商工観光課地域資源活用係」です。
役所に電話したら「山内のいえ」の件でと言えば、つないでくれるはずです。
おわりに
山内のいえに9日間滞在して感じたことは、豊前で過ごす時間は「ゆっくり」していることでした。
この期間、決してゆっくりしていない状況であったにも関わらずです。

普段どおり仕事しながらコーヒーを飲んでいても、満足感が違うのです。
古民家だからか、寒いときはもちろんありました。
だから余計にコーヒーの温かさとか、ファンヒーターの存在がありがたいなと感じました。
山内のいえを出ても、豊前にいると、そんな気持ちが続いています。
市役所の担当の方も仰ってましたが、「2日とかだと慌ただしいかもしれないから、もっとじっくり体験してもらえるといいなと思うんですよ」

山内のいえの近くの嘯吹(うそぶき)八幡神社から見える、求菩提山方向の景色です。
たしかに1日や2日だと、もったいないかもしれません。