40代の登山ウェア

求菩提山に登りました前編/座主坊園地P→鬼の石段(親子で低山登山・豊前市)

添付ファイルの詳細 求菩提山に登りました後編_国玉神社上宮→求菩提山登山口(親子で低山登山・豊前市)

昨年から登ることをおすすめされていた豊前市の求菩提山。

その時点では登山のことなど考えていなかったので、どうしようと思ったものでした。

しかし運動にあまり積極的ではなかった小学生の上の子が「自分も登ってみたい!」と言い出し、子供が言うならばと挑戦してみることにしました。

調べてみたら、求菩提山の頂上に行くまでには鬼の石段と呼ばれる約850段の石段があるようで、かなり急な勾配であることが写真からは見てとれました。

装備も今から揃えなければいけないし、山の知識も無いしで、準備をすることにしました。

(実際に登ったのは冬の終わり頃です)

モンベルで登山ウェアやトレッキングシューズなど調達

登山グッズを調べていたら、普段運動をしない自分には「高い」と感じてしまい、揃えられるものはキッズ製品でもいいのではと行き着いたのがモンベルキッズです。

わからない場合は予算と目的を伝えて店員さんに聞く方が早いと思いました。

モンベルのスタッフの方は、どの方も登山経験者だったので。

子供の登山ウェアやグッズもモンベルでだいたい揃えました。

後でもっと先に買っておけばよかったのは、バックパック。

登山用のバックパックのほうが親子ともにかなりラクだったろうなと思いました。

初めてのことで不安、ガイドさんに同行してもらうことに

次にしたことは、何かガイドさん付きのツアーとか無いか。

キーワードを入れて調べていたら、求菩提資料館で無料ボランティアをされていることが分かり、お願いすることにしました。

この時は資料館に直接電話して、希望日時や人数、経験値などをお伝えして、折り返しガイドの方から連絡をもらい、待ち合わせ場所の確認などをして。

豊前市史跡ガイドボランティアページ
http://kubote-historical-museum.com/sub3.html

他にも豊前市が「森林セラピー」として様々な体験プログラムを提供していたのですが、コロナで2020年の4月以降は全て中止になってしまいました。

森林セラピー基地豊前
http://www.buzen-kk.jp/osusume_therapy.html

来年以降に期待。

求菩提山を歩く(求菩提山の写真)

私たちのコースは座主坊園地駐車場からスタートする、一番短いコース。

駐車場は広いし、トイレも綺麗。

しかしここまでの道は、離合もできない細い道が続いています。

地元の方にお聞きすると、「祭のときにはシャトルバスが普通に通ってますよ」と。みなさん運転がお上手でいらっしゃる。

駐車場の奥を進んで山に入っていきます。

求菩提山のメインストリート

ガイドさんは資料館のボランティアガイドさんだけあって、山や歴史について教えてくれます。

この通りは求菩提山のメインストリート?一番の賑わいだったとか。山の中は麓の村よりもずっと都会だったらしいですね。

山伏は全国を旅していて、様々な物を山に持ち帰っていて、麓の村の方からしたら珍しい物を持っていたり、話を知っていたそうです。

岩屋坊の看板

案内された岩屋坊。

山中に残るわずかな二軒の坊(山伏がすんだ家)の一つが、この岩屋坊です。昭和40年代初頭まで岩屋氏が住んでいましたが、その後無住となり今は福岡県有形民俗文化財の指定を受け保存されています。建物の規模、構造など特に珍しいものではなく、求菩提山の坊家としては平均的なもので、江戸時代末期の建築と考えられています。記録によれば明治5年には2世帯5人が生活していて、内、1人は弟子となっています。内部には竃や囲炉裏、祭壇なども残され、当時の山伏達の生活の様子を知ることができます。なお内部を見学希望の方は資料館にご連絡ください。

看板より
豊前市教育委員会
 
 

見学のことは知らなかったので、嬉しいサプライズ。

岩屋坊

こちらが岩屋坊。

「岩屋」さんは苗字とのこと、お邪魔します。

岩屋坊の食器

食器類。洒落ています。

岩屋坊の床の間

床の間には仏像や、不動明王の掛け軸も。

この岩屋坊は年に数回ボランティアの方々で掃除をしてくださっているそうです。

岩屋坊から先に進み「安浄寺跡」に。

安浄寺は後で調べたら、山伏の葬いの場。

安浄寺跡

他にも写真は撮ってしまいましたが、こちらだけ。

安浄寺跡を少し遠くから撮影。

とても静かで穏やかな場所でした。

こんな山奥なのに新しいしめ縄?が。

獅子の口

湧き水が流れている、獅子の口。

江戸時代に彫られた石像で、昔はここから飲食が禁じらていたのでここが最後の水飲み場だったようです。

獅子の口付近ではテーブルとベンチがあり、コーヒーとお菓子で小休止。贅沢な時間です。

求菩提山の山中の鳥居

獅子の口の先へと進むと鳥居が見えてきます。

求菩提山の山中の鳥居

もともとこの神社と鳥居は麓にあったものをここに運んできたそうですが、どうやって運んだのか。

階段をどんどん登っていくといよいよ国玉神社中宮が見えてきました。

国玉神社中宮

中宮の途中にはひらけた場所があり、毎年「お田植祭」が行われているようですが、2020年はコロナの影響で中止に。

鬼神社

中宮に行く途中、右手には鬼神社。

国玉神社中宮

階段を登り切ると中宮に到着。

中宮の彫刻

中宮付近でまた休憩。

私たちが疲れないようガイドさんがしっかり調整してくれます。

求菩提山国魂神社中宮から上宮へ続く道

中宮付近で休憩後はいよいよ上宮への道。

鬼の石段が待っています。

鬼の石段

きました、石段。

写真ではわからないかもしれませんが、かなりの急勾配。

小学校四年生の長女は「怖いー」と言いながらも、後ろにガイドさん2人もついていてくれたので、ゆっくり登っていきます。

私は一番先頭で、何か危ないところが無いかチェックしながら登りました。

初めて登山で親子2人だけなら、きっと無理だったろうなと思います。

鬼の石段

何か文字が刻まれた石も。

石段というか、石が積まれただけのような箇所も。

鎖を手に持ち、慎重に登ります。

国玉神社上宮

この看板が出たら、あと少し、上宮です。

長くなったので、国玉神社上宮からは次の後編でお伝えします。

座主坊園地駐車場の情報

〒828-0086 福岡県豊前市大字求菩提 Unnamed Road
(住所不明?詳しくは地図とGoogleの口コミをご覧ください)

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